株式会社 夏井&カンパニー

たかだかと冬蝶は日にくだけたり  夏井いつき

季語
冬蝶
季節
三冬
分類
動物
鑑賞

 孫を連れて小春日和の野を散歩している。
 めずらしく蝶を見つけたが、もうこの寒さだ。弱々しく飛んですぐ見えなくなってしまった。
「寒くてかわいそうだからおうちに連れて帰ろう」と言い出す孫。
「お日様を見てごらん、ほら今光ったのがてふてふさん。
 あんなにたこう飛んで、重とうなった羽もくだけて、
 日と一緒にのんびり暮らすから、ずーっと暖かいやろねぇ、よかったねぇ、、」

(鑑賞:ときこ)
(出典:句集『伊月集 龍』)