株式会社 夏井&カンパニー

ザビエルの髭湿らせて阿茶羅漬  ほろよい

季語
阿茶羅漬
季節
新年
分類
人事
鑑賞

 「ザビエル」とはフランシスコ・ザビエル司祭。1549年に日本に初めてキリスト教を伝えた方ですね。世界史の教科書の挿絵にあった肖像画が記憶に残っています。
 かたや「阿茶羅漬」とは、とうがらしを加えた甘酢に大根やかぶなどの野菜を漬け込んだもので、【京阪地方の独自の正月料理】ということで新年の季語とされています。
 「あちゃら」という響きが、あちゃら=よその国?っぽいイメージを添えるせいか「ザビエル」という名と妙に似合いますね。かの「ザビエル」さんも「髭」を湿らせながら異国の新年を言祝ぎつつ「阿茶羅漬」を食べたのではないかと、そんな想像も膨らみます。
(鑑賞:夏井いつき)
(出典:ラジオ番組『夏井いつきの一句一遊』』2014年1月10日放送分)